はじめに
Salesforceを導入している企業の皆さま、普段の社内コミュニケーションはどのように行っていますか?
メールやチャットツール、個別ミーティングなどさまざまな手段がある中で、Salesforceに標準搭載されている「Chatter(チャター)」を十分に活用できていない企業が少なくありません。
Chatterは単なるメモやつぶやきのためのツールではありません。顧客情報やプロジェクトにひもづいたコミュニケーションを促進し、社内の情報共有やコラボレーションを劇的に改善できる可能性を秘めています。
本記事では、Salesforce Chatterを社内コミュニケーションの「ハブ」として活用するためのアイデアとヒントをご紹介します。
なぜChatterが社内コミュニケーションハブになり得るのか?
多くの企業が抱える情報共有の課題には、以下のようなものがあります。
- 情報が分散している
- 必要な情報を見つけられない
- 誰が何をどこまで把握しているのか不明
Chatterは、これらの課題を解決し、以下のようなメリットをもたらします。
- 情報の一元化: 顧客レコードや商談、ケース、プロジェクトなど、Salesforceのデータに紐づけてやり取りすることで関連情報を一元管理
- リアルタイムな情報共有: タイムライン形式で情報が流れるため、最新の状況を即座に把握可能
- コラボレーションの促進: 質問や意見、フィードバックをオープンに共有し、部門の壁を越えた協力体制を構築
- 知識の蓄積: 過去の議論や決定事項がSalesforce上に残るため、後から参加したメンバーも状況を素早く把握し、ナレッジとしても活用可能
Chatterを社内ハブとして活用するアイデア
1. 顧客レコードを「顧客コミュニケーションの起点」にする
Chatterの強みの一つはSalesforceの各種レコード(取引先、商談、ケースなど)に直接コメントを残せる点です。
これにより「この顧客に関する最新情報はどこにあるのか?」といった情報探しの手間が劇的に減少します。
- 活用例:
- 取引先レコードのChatterフィード: 顧客に関する重要なニュースや、顧客からの非公式なフィードバック、営業・CS・サポート間の共有事項などを投稿
- 商談レコードのChatterフィード: 商談の進捗状況、顧客からの質問と対応、提案書のレビュー依頼などを共有し、営業チーム内で最新情報を把握
- ケースレコードのChatterフィード: 顧客からの問い合わせに対する対応状況や、エスカレーション時の背景、解決策の議論を記録し、サポートチーム全体でスムーズに連携

2. グループ機能を活用して部門・プロジェクト連携を強化
Chatterの「グループ」機能を使えば、特定のテーマ、部門、またはプロジェクトごとに情報共有の場を設定できます。
関連メンバーだけに必要な情報を届け、効率的な議論が可能になります。
- 活用例:
- 部門別グループ: 営業、CS、マーケティングなど、部門ごとの情報共有やQ&Aの場として活用
- プロジェクトグループ: 新機能開発、大型案件、イベント準備など、プロジェクトメンバーで進捗や課題を共有
- ナレッジ共有グループ: 製品知識や業界動向、FAQと回答を共有する場として活用し、ナレッジの蓄積と活用を促進

3. 「アンケート」や「質問」で気軽に意見収集
Chatterには簡単なアンケートや質問を投稿できる機能があります。
会議を開くまでもないちょっとした意見収集や、特定の課題に対するアイデア出しに利用できます。
- 活用例:
- 「次回ユーザー会で取り上げたいテーマは?」といったアンケートで参加者の意見を収集

-
- 「〇〇機能に関する顧客からのよくある質問は?」と問いかけ、CSやサポートメンバーから回答を収集

4. ファイル共有とバージョン管理を効率化
Chatterフィードに直接ファイルをアップロードして共有できます。
また、Salesforce Filesと連携することで、ファイルのバージョン管理も容易になります。
- 活用例:
- プロジェクトの進捗資料やデザイン案などをChatterにアップロードし、関係者からリアルタイムでフィードバックを収集
- 最新版の資料をChatterで共有し、古い資料との混同を防止

Chatterを定着させるためのヒント
これらの活用アイデアを実行するためには、社内での定着が重要です。
- リーダーが率先して利用: マネージャーや役員が積極的にChatterに投稿し、模範を示すことが効果的
(例:営業チームリーダーが「今月の売上実績のハイライト」を投稿し、メンバーへ感謝や称賛コメントを送る)
- 明確な利用ルール: 「どんな情報をChatterで共有するか」「どのグループで議論するか」といったシンプルなルールを定めて混乱を防止(投稿内容を統一するためにテンプレートの作成もおすすめ)
(例:「顧客案件に関する情報は必ず取引先レコードのChatterに投稿」「社内Q&Aは“営業ナレッジ共有グループ”に投稿」など具体的に決める)
- 成功事例の共有: 「Chatterを使って業務を効率化できた」といった社内での成功事例を紹介し、利用を促進
(例:「案件の共有をChatterに一本化した結果、商談進捗会議の時間が半減しました」といった効果を会議で共有する)
- 通知設定の最適化: 情報が多すぎて敬遠されないよう、ユーザーそれぞれが自分に必要な通知だけを受け取れるよう、設定を案内
(例:Chatter利用や設定に関する勉強会を開催する)

補足:Slackとの併用について
Salesforceでは、現在Slackが主要なコラボレーション基盤として推奨されています。
Chatterは、Salesforceレコードと直接紐づくコミュニケーションに強みがあるため、Slackと併用するケースも多く見られます。
たとえば、日常的なやり取りや全体への告知はSlack、レコードに紐づくやり取りにはChatterと使い分けると効果的です。
まとめ:Chatterで「つながる」社内を実現
Salesforce Chatterは、社内の「人」「情報」「顧客」を密接に結びつけるコミュニケーションハブとなる可能性を秘めています。
積極的に活用することで、情報共有のスピードと質が向上し、部門間の連携もスムーズになります。最終的には顧客への価値提供の加速にもつながるでしょう。
ぜひ、今日からChatterをフル活用し、「つながる」社内をつくり、顧客とビジネスの成功につなげましょう!
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