- LINEで顧客と密にコミュニケーションを取っているのに、そこで取得した情報がSalesforceの顧客情報と紐づいておらず、営業活動に活かしきれていない
- Salesforceに顧客データが蓄積されているのに、それをLINEでのマーケティング活動に十分に活用できておらず、画一的なメッセージ配信になってしまっている
そんな課題感やお悩みをお持ちではありませんか?
本記事では、SalesforceとLINE公式アカウントを連携し、顧客との1対1コミュニケーションから一斉配信までを可能にする「ADX LINER(以下LINER)」について詳しく解説します。
※LINERは、2024年10月より株式会社PHONE APPLIより株式会社ADX Consultingへ事業承継されましたが、提供機能は大きく変わらず、引き続き安心してご利用いただけます。
そもそも、なぜLINEとSalesforceの連携が有効なのか、LINE連携により解決できる課題について触れた上で、LINERでの連携イメージを具体的な機能と活用事例を交えてご紹介します。
LINEとSalesforce連携の重要性:LINERでどのような業務課題を解決できるのか
現代のビジネスにおいて、LINEは幅広い業種や世代で利用されているコミュニケーションツールであり、その活用は顧客エンゲージメント向上の鍵となります。しかし、LINE公式アカウントとSalesforceの顧客データが分断されていると、以下のような課題に直面することもあるのではないでしょうか。
- 顧客データの一元管理が難しい: LINEでのやり取りがSalesforceに反映されず、顧客の全体像が把握できない。
- パーソナライズされたアプローチが困難: 顧客の属性や行動履歴に基づいたメッセージ配信ができない。
- 業務効率の低下: LINEとSalesforceの間で手動でのデータ連携が必要となり、時間と手間がかかる。
これらの課題を解決し、LINEとSalesforceの強みを最大限に引き出すのが、Salesforce連携アダプタ「ADX LINER」です。LINERは、LINE公式アカウントやSMSとSalesforceを連携し、1対1のチャットや一斉配信を可能にするサービスです 。これにより、Salesforceに蓄積された顧客データを活用し、よりパーソナライズされたコミュニケーションを実現できます。
LINEでのやり取りを簡単にSalesforceに連携するLINERを用いることで、営業活動やマーケティングの効率化・高度化が期待できます。
LINERの主要機能:顧客エンゲージメントを高める3つの柱
LINERは、主に3つの機能で顧客とのコミュニケーションを強化します 。
※引用元:ADXC社資料
1. 1:1チャット機能
SalesforceからLINE公式アカウントやSMSを送信元として、LINE友だちや顧客電話番号に対して1対1のチャットが可能です。顧客からの問い合わせにSalesforce上で直接対応できるため、顧客対応の迅速化と効率化が図れます。Salesforceモバイルアプリでも一部機能が利用可能です 。
2. 一括メッセージ送信機能
Salesforce内からLINE公式アカウントのメッセージやSMSをエンドユーザーに対して一斉に送信できます 。セグメント配信も可能で、Salesforceの顧客データやリストビューを活用して、ターゲットを絞ったメッセージ配信が行えます。即時配信、スケジュール配信、曜日時間指定配信、月次配信の4つのスケジュール配信から選択可能です。
3. リッチメニュー機能
Salesforceのリストビューを活用し、リッチメニューを出し分けることが可能です 。複数のリッチメニューを作成し、顧客の属性や行動履歴に基づいて柔軟に割り当てられるため、顧客ごとに最適化された情報提供が行えます。
LINERで実現するLINEの行動とSalesforceの連携
LINERの最大の魅力の一つとなるのは、LINEでの顧客の行動をSalesforceのデータと連携させ、営業活動やマーケティングの効率化・高度化に活かせる点です 。
せっかく顧客とLINEで密にコミュニケーションを取っているのに、過去のやり取りを踏まえた営業活動やマーケティングができていない企業も少なくないのではないでしょうか。
そんな課題感を解決する方法として、例えば以下の3つの方法があります。
1. MA (Account Engagement) 連携
※引用元:ADXC社資料
一つ目の方法として、LINERはSalesforceのMAツール Account Engagement (旧 Pardot) との連携があります。
Account Engagementのダイナミックリストと連携することで、より高度な顧客ナーチャリングやセグメンテーションが可能になります 。
特に、以下のような課題がある場合におすすめの機能です。
- LINEでのメッセージ開封やクリックといった顧客の行動データがSalesforceのマーケティングオートメーションツールに反映されず、顧客の興味関心度に応じたパーソナライズされたアプローチが難しい
MA連携により、LINEから送信したメッセージの、URLクリック状況や、ファイルのダウンロード状況などをSalesforce内で確認することができます。これにより、顧客のアクティビティの記録や、活動状況に応じた自動配信などが可能になります。
2. 簡易アンケート機能
※引用元:ADXC社 LINERヘルプページ
二つ目の方法として、LINERには、「簡易アンケート機能」(2025年6月現在、無償オプションとして提供)があります。
特に、以下のような課題がある場合におすすめの機能です。
- GoogleやMicrosoft等のフォームでアンケートを取っているが、Salesforceに結果を紐づけられておらず、営業活動でのアプローチ先選定や提案内容検討に活かしきれていない
- 顧客へのヒアリングを各担当者がLINEで個別で実施しており、ヒアリングの内容や、Salesforceへのヒアリング結果入力状況にばらつきがある
LINE上でアンケートを実施し、その回答をSalesforceに連携・格納することで、顧客のニーズや興味をSalesforceのデータとして蓄積できます 。
これにより、顧客理解を深め、よりパーソナライズされたアプローチや、商品・サービスの改善に役立てることが可能です。
3. メッセージ発話からのSalesforce顧客レコード更新
最後の方法はLINERの標準搭載の機能ではありませんが、Salesforceのフローの機能を使うことで、LINEでのメッセージ発話を通じたSalesforceの顧客データの更新が可能です。
特に、以下のような課題がある場合におすすめの方法です。
- 過去LINEで問い合わせがあった製品やサービスを遡るのに時間がかかり、LINEや電話等で再度問い合わせがあった際に、過去の経緯を踏まえた迅速な対応をすることが難しい
これにより、顧客の状況がSalesforce上で一目で分かるようになり、営業活動やマーケティング、問合せ対応といった幅広い業務の効率化につなげることができます。
LINERで新しい顧客体験とビジネス成長を
本記事では、SalesforceとLINE公式アカウントを連携する「ADX LINER」についてご紹介しました。LINERは、1対1チャット機能、一括メッセージ送信機能、リッチメニュー機能を通じて、顧客とのコミュニケーション効率や品質を大きく改善できます。 さらに、MA連携、簡易アンケート機能やメッセージ発話からのSalesforce自動更新により、LINEでの顧客の行動をSalesforceデータと密接に連携させ、営業活動やマーケティングの効率化・高度化を後押しします 。
弊社は、株式会社ADX Consulting(公式HP:https://adxc.co.jp/)と「ADX LINER」の導入支援パートナー契約を締結しています。
「LINE連携の方法についてもっと詳しく知りたい」「LINE連携の前にSalesforceの活用自体も促進したいが方針が整理できていない」など、漠然とした状態でも問題ございませんので、少しでも興味を持たれた方はお気軽にお問合せください。
Salesforceの顧客データを最大限に活用し、LINEを通じた顧客エンゲージメントを強化するための最適なソリューションをご提案させていただきます。
LINERの基本から活用方法までをわかりやすく解説する動画もございますので、ぜひ下記プレイリストよりご確認ください。
ADX Liner|LINEとSalesforce実現する新しいコミュニケーションDX
最後までお読みいただきありがとうございました。
SalesforceとLINE/ LINE WORKSを連携!
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ADX APPLI LINER/ PHONE APPLI LINER W

SalesforceやAccount Engagement(旧Pardot)とLINEやSMSを組み合わせることで新しい顧客接点を生み出すソリューション