~MA導入支援担当者による~
マーケティングオートメーション(MA)お気に入り機能ご紹介:Marketo編⑤キャンペーン同期
技術コラム
~MA導入支援担当者による~
マーケティングオートメーション(MA)お気に入り機能ご紹介:Marketo編⑤キャンペーン同期
日ごろ使っているツールやサービスについて、気に入っている機能や便利だと感じている点を紹介する「担当者のお気に入り」シリーズ。今回のテーマは、マーケティングオートメーション(MA):Marketoにおける「Salesforceとのキャンペーン同期」についてです。既に導入中の方はもちろん、どのMAを導入しようかと検討中の担当者様のヒントになりましたら幸いです。
使いこなすと便利なキャンペーン同期
キャンペーン同期とは
キャンペーン同期とは、MarketoのプログラムとSalesforceのキャンペーンを同期させることです。
自社の環境がMarketoとSalesforceの双方を利用し連携をしている状態であれば、使うことが多い機能の一つだと思います。では、キャンペーン同期をするとどのようなメリットがあるのでしょうか。
キャンペーン同期のメリット
キャンペーン同期によるメリットは、MarketoのプログラムとSalesforceのキャンペーンを一元管理できることです。キャンペーンごとのメンバーやメンバーごとのステータス(Marketoでは『プログラムステータス』、Salesforceでは『メンバーの状況』と呼びます)を個別に管理する必要がなく、MarketoまたはSalesforceのどちらか一方で更新を行えば、それがもう一方にも反映されます。
また、Salesforceでキャンペーンを管理することで、Marketoのプログラムを商談まで含めて効果検証をすることができ、さらにSalesforceのさまざまなレポートやダッシュボード機能を利用して検証が可能です。
MarketoのプログラムをSalesforceのキャンペーンと連携する
それでは早速、キャンペーン同期を設定する方法をご説明します。
(1)Salesforce:キャンペーンの設定
まず、Salesforce上でキャンペーンを作成します。
このときのポイントは二つあります。一つは、キャンペーンの詳細画面で、「有効」にチェックをいれておくことです。有効にチェックが入らないと、Marketo側に表示されません。
もう一つは、キャンペーンの「高度な設定」で「メンバーの状況」の値を設定することです。この後に設定するMarketo側の「チャネル」の値と揃えておきます(後述参照)。
Marketo:プログラムの設定
次に、Marketoでプログラムを作成します。ここでもポイントは二つあります。
プログラムに使用するチャネルの設定(①)と同期先のキャンペーンの指定です(②)。
チャネルはMarketoの「管理画面」より、「タグ」>「チャネル」にて確認します。
この例では、「セミナー」チャネルに対して値を設定します。チャネルに設定されている値をSalesforceのキャンペーンで設定したメンバーの状況の値に合わせて設定します。
(チャネルの変更は、そのチャネルを使用しているすべてのプログラムに影響するので注意が必要です)。
次に、プログラムから同期先のキャンペーンを指定します。
Marketoのマーケティングアクティビティの画面から対象のプログラムを選び、プログラムのサマリ画面で「Salesforceキャンペーン同期」を設定します。キャンペーン同期の「未設定」をクリックし、同期したいSalesforceのキャンペーンを選択します(Salesforceでキャンペーン作成してから5分後には表示されます)。
以上で、同期の設定は完了です。
スマートキャンペーンでも設定可能
上記の方法以外に、スマートキャンペーンを使って同期させる方法もあります。
フローにて「SFDCキャンペーンに追加」にて、同期先のキャンペーンと値を設定します。
MarketoのプログラムとSalesforceのキャンペーンが1対1でない場合など、状況に応じて使い分けると良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。MarketoとSalesforceのキャンペーン同期は難しくありませんので、MarketoとSalesforceをどちらも導入している場合は、是非活用することをお勧めします。
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