Dreamforce2019現地レポート Day 1

イベントレポート

Dreamforce2019現地レポート Day 1

今年もSalesforce.com社が開催する世界最大のソフトウェアカンファレンス『Dreamforce』が始まりした。

11/19~11/22の期間、サンフランシスコで開催されている本イベントについて現地より速報でレポートいたします。11/19イベント初日の今回はSalesforce.comの創業者・最高経営責任者であるMarc Benioff氏の
” Dreamforce Opening keynote: Trailblazers, Together”の話を中心にご紹介します。

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昨年は世界91か国から17万人を超える登録者があった本イベントですが、今年は更に登録者も増え、過去最大規模の開催といわれています。サンフランシスコを散策していると街中の至るところで入場パスを付けた参加者たちに出会いますので街中がSalesforce一色の大きな活気に包まれているのを感じます。会場はMoscone Centerを中心に複数の会場に分かれていますが、どこの会場も参加者で溢れかえっていました。

幸い天気が良く日の出ている日中は暖かいのですが、夕方になる一気に冷え込むので少し厚手の上着を羽織っていても肌寒いくらいです。来年以降Dreamforceに参加される方はぜひ暖かい服装をご用意されることをお勧めします。

Dreamforce Opening keynote: Trailblazers, Together

以下、Marc Benioff氏によるセッションの内容をダイジェストでお伝えします。

事前にかなりの混雑が予想されていた本セッションですが、日本からの参加者は予約エリアに優先的に座ることができました。円形に配置された座席の中央にステージがあり、360度観客の熱視線に囲まれている中でも堂々とした圧巻のスピーチでした。

Einstein VoiceやTableau連携についての紹介がありました。Einstein Voiceとは、モバイルデバイスなどに話しかけるだけでSalesforceのCRMに蓄積された様々な情報を引き出すことができたり、会議の議事録を入力するといったことが可能になるEinstein AIによる音声アシスタント機能です。これで商談作成や見積もり作成、議事録、その他諸々の提携業務が声一つで可能になるとのことです。

その他のKeynote:Partner と AppExchange

Partner と AppExchangeで2つのKeynoteに参加してきましたが、双方に共通して言われていたのが「Make a better world」というフレーズ。

世界をより良くするというシンプル且つ壮大なキーワードですが、実際にDreamforceの現地に立ち、この規模を目の当たりにすると「あぁ、世界はこうやって良くなっていくのだろうなぁ」と感じました。そのエコシステムの中の一人として活動していることに誇りに思えてきましたね。

Partner:

新しいCertificateについての発表がありました。端的にいうとArchitect資格が増えました。

Certificated Technical Architectに続くのは、

  • Certificated Integration Architect
  • Certificated Solution Architect(B2B)
  • Certificated Solution Architect(B2C)

しかもこれが新しい機能であるPartner Campというもので勉強をすることができるそうです。いわゆるPartner専用のTrailheadですかね。

AppExchange:

  • アップル社との提携についても触れられていましたし、詳細について多くは語られませんでしたがiOSの各種機能との連携が強化されるようです。
  • OEMには今まで単純なPlatformの環境が提供されていたものの、これからはHeroku、Einstein Analytics、Mulesoftなどが付加価値として使えるようになるようです。
  • Partner Rankも今あるPlatinum、Gold 、Silver等に対してレベルが上がれば上がるほど受けられるメリットが上がっていくとの発表が。Salesforceのリソースを提供して手厚いサポートを受けられるようです。

以上、Dreamforceの現場から速報レポートでした。

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