名刺管理サービスの識字率って高いの?

技術コラム

SmartVisca担当 TS

名刺管理サービスの識字率って高いの?

SmartVisca担当 TS

名刺管理サービスといえば、かならずスキャンやカメラ撮影が必要です。そしてデータ化手法としての光学文字認識(OCR:Optical Character Recognition)の精度も高まり、文字認識率も80%くらいまで上がってきたと言われています。

数年前までは、OCRで読み込んだ後に名刺を見ながら修正するのが当たり前でしたが、最近では修正が必要ないくらいの品質となってきました。

無料のサービスも沢山あるので、”個人用途”でしたら是非色々試してみて下さい。

さて、ここで“個人用途”と限定したのは理由があります。

名刺管理の“ビジネス用途”においてはそのデータ化の方式については検討が必要です。

OCRのみのサービスは名刺を読込んでから納品まで数秒と非常に早く、お手軽で便利です。さらにコストについても比較的安いものが多かったり無償のものもあります。
しかし、似たような字形、複雑な文字、小さな文字、装飾文字、文字の背景に色がある場合の処理が苦手です。
ocr1-300x225
漢字だけではなく、メールアドレスに使われるローマ字であっても、筆記体やイタリックが利用されている場合に、上手く識別出来ない場合があります。

メールアドレスの読み取りに誤認識があって気づかなかった場合、それがたとえ同じドメインだったとしても、メールの誤送信が起こった場合には大問題に発展しかねません。

ビジネス用途における名刺の文字情報のデータ化においては、個人情報である名刺データの外部保管、入力作業を行うオペレーターの目に触れるなどといったセキュリティ上のリスクなども考えられますが、各社、プライバシーマークやISMSなどのガイドラインにそって、これらの点を考慮したサービス構成となっております。

ちなみに、オペレータの手入力が入れば、識字率は実績ベースで、99,9999% 以上となります。

ぜひ一度セミナー等でサービス内容を聞いてみてください。
サービスごとに特色があり、面白いですよ。

関連記事