海外の方同士の名刺交換の様子を見ていると、胸ポケットや財布、手帳の隙間から出てきた名刺を片手で、気軽に「はいっ」という感じで渡していたりします。
「えぇぇ!?」
この光景は日本企業で「名刺はその人の分身」と教えられた私には驚きでした。
さらに海外の方同士は仲良くなるのが非常に速いんですよね。
1度会ったら友達で、2度目からは親友のような雰囲気となり、すぐに、SNSや個人携帯で連絡を取るようになったりすることもあるようです。
では海外ではこのように気軽にやりとりされる名刺はどのように管理しているのでしょうか?
海外では、ビジネスで知り合った方は、一度でも挨拶すれば自分のコネクションという考え方が割と一般的です。
ビジネス上の人とのつながり(コネクションの管理)に関してもLinkedin、ビジネス以外でも付き合いが広がればFacebookと、SNSを上手く活用してコネクションを管理しています。名刺でビジネス上のつながりを管理している日本人とは、自分のコネクションの管理に関する考え方が根本的に違うように思います。とは言え、コネクション管理という点では、海外でも名刺の管理のニーズはありそうです。
「紙の名刺をデジタル化して、SNSなどの自分のコネクション情報と一緒に管理したい。」
「名刺情報は紙で渡すのではなくてスマートフォンから相手と共有できるようにしたい。」
『名刺管理』という形ではなくコネクションの管理と考えると欧米は少し違う管理が必要になるのかも知れません。
日本でもスマートにコネクションの管理ができるようになれば、将来的に紙の名刺が世の中からなくなる日も来るのかも知れませんね。