今回は、日本発iPaaS(クラウド型データ連携プラットフォーム)のHULFT Square(ハルフトスクエア)をご紹介させていただきます。
HULFT Square(ハルフトスクエア)とは
HULFT Squareサービス機能概要
HULFT Squareの特徴
HULFT Squareの特徴は以下の通りです。
6つの特長
1. スモールスタート
最小構成から試したいことを実現可能です。
小さく始めた後に、大きく広げるための機能(トランザクション/例外処理機能など)が用意されています。
2. ITフレンドリー
データ処理量が急増しても、ブラウザから追加可能です。
サーバの運用・管理が不要です。
ユーザー・グループごとの利用制限が可能です。
エンドポイントをクイックに作成し、セキュアなAPI公開が可能です。
SaaS間連携のHUBにも利用可能です。
3. グローバルで利用可能
グローバル基準(GDPR、CCPA)に対応しています。
海外リモートや現地採用時もセキュアに利用可能です。
4. ユニバーサルリンク
以下のように、標準のコネクタが用意されています。
5. ユーザーフレンドリー
ドラッグ&ドロップによる直感的な操作により、ユーザー部門でも開発可能です。
わかりやすい日本語に対応(日⇔英)しています。
6. 安全安心なサポート体制
テクニカルサポートは、24時間365日対応可能です。
ハンズオンセミナー、研修、認定資格等のスキルアップ支援も用意されています。
SalesforceでのHULFT Squareの実装例
SalesforceでのHULFT Squareの実装例がなかったので、SalesforceとHeroku(PostgreSQL)で、HULFT Squareを実装してみました。
Salesforceにファイルを保存すると、ディスク容量がいっぱいになるため、外部にファイルを保存したいというニーズをお伺いすることがあります。
Salesforceのディスク容量の追加は高価で、外部にファイルを保存した方がコストが抑えられるためです。
そこで、今回は、Salesforceに登録したファイルをHeroku(PostgreSQL)に保存して、Salesforceのファイルを削減するという運用を想定して、実装しました。
1. システム概要
Salesforceに登録したファイルをHeroku(PostgreSQL)に保存します。
カスタムオブジェクトに、Herokuに登録したファイルにアクセスできるURLを書き込み、Salesforceのファイルを削除します。
ユーザーは、カスタムオブジェクトに書き込まれたURLをクリックすることにより、Herokuに登録したファイルにアクセスできます。
※今回は、Heroku(PostgreSQL)で実装しましたが、AWSで実装することも可能です。
2. 機能詳細
1. [HULFT Square+Salesforceコネクタ]
Salesforceに登録されたファイルを検索し、ファイルがあれば、取得します。
2. [HULFT Square+PostgreSQLコネクタ]
取得したファイルをHeroku(PostgreSQL)に保存します。
保存したファイルIDを取得します。
3. [HULFT Square+Salesforceコネクタ]
ファイルIDをSalesforceに書き込みます。
4. [Salesforceトリガー]
ファイルIDが書き込まれたタイミングでトリガーが起動されます。
5. [Salesforceトリガー]
ファイルを削除します。
ファイルIDをもとに、カスタムオブジェクトに、HerokuのファイルにアクセスするためのURLを書き込みます。
6. [Salesforce+Heroku(ファイル表示アプリ)]
カスタムオブジェクトのURLをクリックして、Herokuのファイルを表示します。
※別途、ファイル表示アプリの構築が必要です。
3. 総評
-
- 総括
SalesforceとHeroku(PostgreSQL)、HULFT Squareで、当初想定していた通りのシステムを構築することができました。構築時に発生した大きな問題はありませんでした。 - 開発の効率性
HULFT Squareでは、標準のコネクタが用意されているため、コネクタを使用することにより、開発工数と開発期間を短縮することができました。※標準のコネクタには、対応するバージョンの指定がありますので、事前に確認するようにしてください。 - ユーザーの操作性
実装前、ユーザーは、ファイルを登録し、ファイルにアクセスして、ファイルを表示していました。今回の実装により、カスタムオブジェクトのURLをクリックして、ファイルを表示するようになりましたが、操作性は、ほぼ変わらずに実装できています。
- 総括
いかがでしょうか。SalesforceでもHULFT Squareを使用することにより、他システムとの連携を効率的に実装できることが確認できました。
価格体系
価格体系は、基本プラン + アドオンとなっています。
今回、実装で使用した標準コネクタもアドオンとなります。
最後に
本記事では、 日本発iPaaS(クラウド型データ連携プラットフォーム)のHULFT Squareについてご紹介させていただきました。
HULFT Squareについての詳細とお問合せは、以下の通りとなりますので、ご興味がございましたら、ぜひお問い合わせください。
【構築のご相談・お問合せ】
【製品情報】
- HULFT Squareサービス紹介サイト:https://www.hulft.com/service/hulft-square
- YouTube HULFTチャンネル【公式】:https://www.youtube.com/channel/UCrlzPF5gb0MgKqeXVNIh9mQ/
- 製品事例:https://www.hulft.com/casestudies/
最後までお読みいただきありがとうございました。
データを“安全・安心”に連携するHULFT Square
ファイル転送のHULFT × データ連携のDataSpider ×マネージドサービスが一体となり、SalesforceをはじめとするSaaSやオンプレミスなど様々なデータを安全・安心に連携する日本発iPaaS(クラウド型データ連携プラットフォーム)