何かと便利な「動的アクション」のご紹介

技術コラム

Shota Nakatsuji

何かと便利な「動的アクション」のご紹介

Shota Nakatsuji

今回は意外と広まっていない「動的アクション」というSalesforce標準機能の設定手順をご紹介します。

動的アクションとは:

簡単に說明すると、「レコードページ上でアクションボタンの表示/非表示の制御を可能にする機能」です。

具体的な用途としては、

  • 承認ステータスが承認済になった場合のみ見積書出力ボタンを表示させる
  • 承認スタータスが承認済になった場合に承認申請ボタンを非表示にする

 

など様々です。

今回は、「承認ステータスが承認済の場合のみ見積書出力ボタンを表示させる」動的アクションの設定をしてみます。

動的アクションの設定:

早速、動的アクションの設定をしていきます。

レコードページの右上歯車マークより「編集ページ」をクリックします。

レコードページの編集画面に移動した後、まずは動的アクションを有効化します。

強調表示パネルを一度クリックし、右側の「アップグレードに関するお問い合わせ」リンクをクリックします。

次へ→完了をクリックします。

次に、承認ステータスが「承認済み」の場合のみボタンを表示するため、下記「見積書」アクションに表示条件を設定します。

「検索条件を追加」をクリックします。

  • 条件種別:レコード項目
  • 項目:承認ステータス
  • 演算子:等号
  • 値:承認済み

 

と設定し、完了をクリックします。

※完了をクリック後、強調表示パネルの最下部の保存ボタンの押し忘れに注意してください。

設定が完了したら、最後にレコード編集ページの保存・有効化をします。

動作検証:

最後に、レコードページ上で設定が正しく保存されているか動作検証をしていきます。

承認ステータスが空欄の場合には、「見積書」ボタンが非表示になっていました。

次に、承認ステータスを承認済みに変更すると、「見積書」ボタンが表示されていることが確認できました。

最後に

今回は項目の値を元にしてボタンの表示・非表示を動的に出し分けてみました。

動的アクションは他にも様々な活用方法があるため、是非運用に合わせて取り入れてみてはいかがでしょうか。

本記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。

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