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Salesforce 多要素認証必須化に伴うSmartViscaへの影響について
Salesforce は 2022年 2月 1日より、Salesforce 製品へのアクセスには多要素認証(Multi-Factor Authentication、以下MFA) の使用を必須条件とすることを決定しました。
MFAの必須化については以下のFAQおよびSalesforceから公開されている各種情報をご確認ください。
<参考>
Salesforceへ安全にアクセスするために知っておくべき情報〜多要素認証
Salesforce 多要素認証に関する FAQ
多要素認証 (MFA) 適用ロードマップ
MFA必須化に先立ちまして、以下の前提のもとSmartViscaへの影響を調査したところ、SmartViscaの操作・処理において影響が無いことを確認いたしました。
<前提>
一般ユーザと連携用アカウントユーザに「ユーザインタフェースログインの多要素認証」権限をオンにする
多要素認証にはSalesforce Authenticator および Google Authenticatorを使用
<確認を実施した操作・処理>
- 連携用アカウントフォームからのアカウント送信
- SmartViscaカメラ(Salesforceモバイルアプリ内)の起動、名刺送信
- 名刺カメラログイン(専用モバイルアプリ)の起動、名刺送信
- SmartVisca ScanAppの起動、名刺送信
- 名刺納品処理
- 名刺の参照
- SmartVisca connect(専用モバイルアプリ)の起動、同期、着信表示
MFAを有効にすると、『Salesforce』(PC・モバイルアプリ)や『SmartVisca connect』(モバイルアプリ)へのログイン時にMFAが必要となります。
一方で、プロファイルの[ログインに必要なセッションセキュリティレベル]を[高保証]にする方法でMFAを有効にすると、SmartVisca機能の一部でエラーが発生します。
▼ユーザのプロファイルで[ログインに必要なセッションセキュリティレベル]を[高保証]にしたとき
SalesforceモバイルアプリのSmartViscaページやSmartViscaカメラページのアクセスエラーが発生します。
▼連携用アカウントのプロファイルで[ログインに必要なセッションセキュリティレベル]を[高保証]にしたとき
以下の操作でエラーが発生します。
- 連携用アカウント情報送信フォームからのアカウント送信
- モバイルアプリ「名刺カメラ」へのログインと名刺画像送信
- SmartVisca ScanAppへのログインと名刺画像送信
- 名刺データ納品処理
エラーを回避するには、[ログインに必要なセッションセキュリティレベル]を[なし]に変更し、直接ユーザログインのMFA の手順でMFAを有効化します。
ユーザがSSOでSalesforceにログインしている組織の場合は、[ログインに必要なセッションセキュリティレベル]を[なし]に変更し、Idプロバイダとして使用しているサービスでMFAを有効にします。加えて、SSO ID プロバイダの MFA サービスの使用の有効化 の設定をします。
MFA必須化についてはSalesforceから開示される情報がアップデートされる可能性もありますので、その際は本お知らせを更新いたします。
不明点などございましたら、SmartViscaテクニカルサポートまでメールでお問い合わせ起票をお願いいたします。