総合印刷会社が複数の名刺管理と比較し感じたSmartViscaの強みとは
- Client 共同印刷株式会社
- Industry 製造
- Business 印刷物製造、デジタルコンテンツ制作、プロモーション支援
- #名刺管理
共同印刷株式会社では、営業強化を目的として2017 年からSmartViscaを利用している。
ある時、他の名刺管理システムを利用する機会があったが、SmartViscaの利用メリットを再認識したという。その背景について情報コミュニケーション事業本部の岩城 啓太氏にお話を伺った。
導入背景
- 展示会やセミナーで獲得した名刺を素早くSalesforce
に取り込み、商談創出につなげたかった - 名刺交換後、営業自らがすぐに名刺を取り込んで顧客
データを蓄積・管理できるしくみが必要だった
導入効果
- オンライン商談における名刺とキーマン情報を獲得できるようになった
- 名刺交換ができない場合でもメール署名から顧客情報を簡単に登録できるようになった
- 営業担当者が保有する既存顧客の名刺も取り込むことで顧客データが大幅に増加した
- 既存顧客のデータを獲得したことで既存顧客への情報配信を最適化できるようになった
導入製品
活用用途
- 新規顧客データ蓄積と商談創出プロセスを強化
- 商談過程で新たに登場したキーマン情報の獲得
- 既存の顧客管理の強化
共同印刷の総合印刷会社としてのミッション
創業から127 年を迎える共同印刷株式会社では、総合印刷会社として、出版商業印刷にはじまり、データプリントやIC カード、各種パッケージ、ラミネートチューブや高機能材料などさまざまな製品サービスを提供している。
特にプロモーション分野では、カタログや店頭販促物などの印刷物のほか、顧客のWeb サイト制作支援や展示会の運営、キャンペーンの企画など時代の変化に合わせた幅広い商品を提供している。
「こうしたさまざまな商品を展開しているからこそ、お客様の状況やご要望に合わせて最適な提案ができ、なおかつ製造からプロモーションまでを一貫してご提供できる点が共同印刷の強みだと思います」と岩城氏は語る。
発注された印刷物の納品だけに留まらず、幅広い商品やソリューションの提案をもって顧客の期待値を超え続けることが共同印刷としての新たなミッションとなっている。
営業が所有する名刺をSalesforceに集約することで大量の顧客データを獲得し既存顧客への情報配信を強化
売上を最大化させるためには、新規顧客はもちろん、既存顧客への営業活動を効率化させることも重要要素である。しかし、共同印刷では多くの商材を取り扱うからこそ、営業活動だけでは既存顧客に対してすべての商材を網羅的にご案内しきれていなかった。
既存顧客とのコミュニケーション促進を目的として、マーケティングを通して情報配信をしようと考えたが、営業各自が保有する名刺情報をSalesforceに手入力するよう営業担当者に依頼しても、電話番号やメールアドレスなどの重要な情報が抜けていて活用できない、といった課題が生じていた。
その後、SmartViscaを導入し、営業の手を煩わせることなく名刺をSalesforceに取り込んだ結果、既存顧客のデータを大量に獲得し、既存顧客への情報配信を強化することに成功した。
名刺を個人で管理していても企業にとってはメリットが生まれないばかりか、社員の退職時に持ち出されてしまえばリスクにもなり得る。
名刺を獲得後、すみやかにSalesforce に取り込んで名刺をシュレッダーなどで安全に破棄することでコンプライアンス対策としても有効だ。
キーマンとなる人物の情報取得に苦戦するもSmartViscaの活用で取得可能に
法人営業では、いち早く商談のキーマンとなる人物の情報を獲得して適切な情報交換をすることが商談を進めるうえで重要なポイントとなるが、そのキーマンは商談プロセスの後半で商談に登場することが多くある。
SmartViscaを導入する以前は、お問合せ窓口の方の情報は顧客データベースにあるが、商談に同席したキーマンの名刺は営業担当者が持っており、顧客データベースには存在しないという課題が生じていた。特にコロナ禍以降はオンライン商談の機会が増え、営業自身もキーマン情報の取得が難しくなってしまった。
「SmartViscaを導入してからは、名刺を取り込むだけでキーマンの情報も取得できるようになり、Web 商談ではオンライン名刺交換で同席者の情報も手軽に蓄積できるようになりました」と岩城氏は語る。
他の名刺デジタル化サービスも体験して再認識したSmartViscaの強みは「機能と価格のバランスが良いこと」
2022 年に同社では社屋の移転を機に、あるWeb 電話帳アプリを全社的に導入することになった。
このアプリに名刺スキャン機能もついていたが、名刺デジタル化の精度や納品スピード、ユーザーインターフェース、操作性などさまざまな点で満足いくものではなかった。
さらに別の名刺管理においては、オンライン名刺交換において顧客側の返信の手間がかかりすぎることが気になったという。
「求める機能と価格のバランスが最も良いのがSmartViscaという結論になり、我々が担当する営業事業部では継続して利用することになったんです。まずSalesforceとの連携性が良いこと、展示会においてスキャナーで大量の名刺を素早く取り込めることが必須ポイントでした。加えて、オンライン名刺交換やWeb 電話帳も欲しいという要望を満たし、それに見合った価格で利用できる点を評価しました」と岩城氏は教えてくれた。
名刺交換ができなくてもメール署名で顧客情報を取得できる機能が営業担当者から「使いやすい」と好評
新規顧客との商談の多くをオンラインで行う同社にとって、オンライン名刺交換は今や欠かせない機能となった。しかし、対面の名刺交換とは異なり、相手が名刺を送り返してくれないと情報を取得することができない。
そのような場合、相手のメール署名の項目を一つひとつコピー&貼り付けでSalesforceに登録することもできなくはないが、「メール署名かんたん登録」の機能を使えば、相手のメール署名をまるごとコピーしてSmartViscaに貼り付けるだけで、自動的に各項目に振り分けて効率的に顧客情報を登録できる。
忙しい営業担当者からすると、名刺交換ができない時でもこの機能が便利で使いやすいとのことだ。
今後もSmartViscaのさまざまな機能を活用し、営業活動の強化・効率化を進めていくという。
SmartVisca製品サイトはこちら:https://www.sunbridge.com/smartvisca/