【セミナーレポート】成長企業における経営管理手法 ~ 顧客データマネジメントを起点としたSalesforce活用 ~
イベントレポート
成長企業における経営管理手法 ~ 顧客データマネジメントを起点としたSalesforce活用 ~
このたび7/17(水)に株式会社サンブリッジとfreee株式会社の共催で、企業の経営層・管理職の方むけに「成長企業における経営管理手法 ~顧客マネジメントを起点としたSalesforce活用~」セミナーを開催いたしました。
本セミナーではおもに「顧客データ管理」と「自社におけるSalesforce活用」という点にフォーカスし、毎年業績向上に成功している両社がそれぞれの事例を交えたセッションを行いました。
顧客データ管理やSalesforce活用手法、業務効率化に課題をお持ちの企業様が多くご参加され、自社のSalesforce活用のためのヒントを得ることができたようです。
第1部:成長企業は顧客データをどう管理し、ビジネスを変革し続けているのか?
~ サンブリッジが実践するSalesforce活用手法とは ~
最初のセッションでは、サンブリッジ代表取締役社長の小野が登壇し、いま多くの企業が独自の取り組みを始めている「デジタルトランスフォーメーション(略称:DX)」についてお話しました。
デジタルトランスフォーメーションとは、これまで人力で時間と労力をかけて行ってきた業務を自動化や一元化することによってムダを削減し、働き方や時間の使い方を変えるという考え方です。労働人口が減少し続ける現代社会においてデジタルトランスフォーメーションが必要な理由に加え、企業が抱えやすい課題と、それらをどう解決すべきかという視点での解説でした。
続いて、サンブリッジが4年連続で130%以上の成長を実現できている理由について言及し、営業活動などで獲得した顧客の名刺情報をデジタル化して社内で共有するクラウドアプリ「SmartVisca」の活用と、Salesforce上で顧客情報を一元管理する「顧客データマネジメント」の具体的な手法を公開しました。
実はほんの数年前、2014年まではサンブリッジでも社内データの分散や属人的な営業活動管理など、多くの企業様が頭を悩ませていることと同様の課題を持っており、生産性を高める体制の構築が急務でした。しかし、社内のデータ連携を隅々まで見直し、社内全体でルール化、獲得したデータの活用をしっかりと活用するためのプロジェクトを立ち上げ、独自の「売れるしくみ」を構築した結果、いまでは毎年成長することができているのです。
もし数年前のやり方を変えずにいたら、現在のサンブリッジの成長は実現が難しい状況だったことでしょう。
サンブリッジでは、こうして自社で試行錯誤して得たノウハウをSalesforceやマーケティングオートメーション(MA)、名刺コンタクト管理によるコンサルティングを通じて、お客様のビジネスを成功へ導くためのノウハウを提供しています。
第2部:freeeのセールスとバックオフィス体制
~ これからの成長企業に求められるAI・クラウドの活用 ~
第2部では、100万事業所以上の導入実績をもつクラウド会計ソフト「freee」を提供する株式会社freeeの上級コンサルタント 尾籠(おごもり)氏が登壇し、freee社が急成長した理由と自社内におけるSalesforce活用アイデアを中心に解説いただきました。
freee社がSalesforceを導入後、社員に活用を浸透させるために経営層が率先して活用し、便利さを理解してもらえるよう努力をしたり、レポートやダッシュボードを活用してデータを可視化したり、社員の評価をSalesforceを必ず活用する必要がある内容にするなど、さまざまなしくみや体制を作って常に改善を継続していったのだそうです。
実はこうした手法はSalesforceの活用を促すためにはとても効果的であり、部署や役職に関わらず全員が一丸となって地道に取り組むことが企業としての成長を促すために重要なのです。
また、freee社ではSalesforceと会計ソフト「freee」を自社開発した連携アプリケーション「freee for SFA」で連携させ、フロントオフィスとバックオフィス間のデータ分散やコミュニケーション問題を解決することができたといいます。
これらが連携されるまでは、分析をするにも集計や統合などの工数がかかり、ROIを把握しづらいという課題があったそうですが、一気通貫でデータを見ることができるようになってからは業務効率化が大きく進んだとのことでした。
こうした他社の取り組みや改善例のお話を聞くと、多くの気づきを得ることができます。
特にSaaSビジネスは技術の進歩が目覚ましく、できることも日々向上しています。
たとえば、数年前までは毎月の請求処理に1週間以上かかっていたものがfreee for SFAの活用によって1時間で完結することができ、かつ人的ミスも減らすことができるため業務効率が飛躍的に向上し、経理担当者の負担軽減や新たな取り組みに時間を使えるようになるのです。
サンブリッジとfreeeに共通すること -両社が何を実践し、どのような結果を得ることができたのか-
この両社が実践したのは「データをSalesforceに集約し、部門を超えた生産性を高めたこと」、そして「目的に合わせた最適なクラウドツールを使用したこと」が大きな共通点と言えます。
Salesforce上に情報を集約させると、それまでExcelやスプレッドシート、各種システムなどバラバラに保存されていたデータが連携され、部門を超えた案件状況の確認やコミュニケーション、ドキュメントの共有が可能になります。
さらに、Salesforceと連携できるさまざまなクラウドアプリケーションを活用することで業務のムダをなくし、浮いた時間で新たな取り組みができるようになった結果、毎年の売上伸長を実現できるようになりました。
今回のセミナーは、今まさに属人的な営業スタイルから変わろうとしている企業様や、営業部門からバックオフィスへの連携で工数や人的ミスを減らしたいという企業様にとって参考になる情報がたっぷり詰まっており、非常に有益な内容だったのではないかと思います。
サンブリッジでは、今後もビジネスに役立つセミナーを実施してまいります。
以下のセミナー一覧ページにて随時新着セミナーを公開しておりますので、ぜひチェックしてみてください。
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ビジネスを加速するサンブリッジのセミナー開催情報
サンブリッジでは、Salesforceを軸としたビジネスセミナーを数多く開催しています。Salesforce/マーケティングオートメーション(MA)/名刺管理/顧客データベース管理/The Model/インサイドセールスなど、さまざまなテーマで開催がございます。