SmartVisca導入事例: 株式会社ROBOT PAYMENT

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獲得した名刺情報をSmartViscaで登録後、素早くPardotで活用、さらにはSalesforceのSFAへと連携させビジネスを拡大

SmartVisca導入事例: 株式会社ROBOT PAYMENT

各種「決済サービス」と、経理担当のアナログ作業を自動化する「請求管理ロボ」を提供するROBOT PAYMENTは、SmartViscaの導入で名刺情報をSalesforceにスムースに取り込めるようになった。これにより名刺情報をマーケティングオートメーションのPardotによるマーケティング施策に素早く活用、育成した見込客をSalesforceによるSFAへと連携させる社内プロセスを確立、さらなるビジネスの拡大を実現している。

導入後の効果

  • 正確かつ迅速に取り込まれた名刺情報をすぐにMAツールのPardotで活用できるようになった
【導入ソリューション・プロダクト】
SmartVisca

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お客様概要

業種:サービス業
主な事業:請求管理ロボ、インターネット決済代行サービス、店舗向け決済サービス

Financial Robot Companyへと進化するROBOT PAYMENT

株式会社ROBOT PAYMENTは、2000年に決済サービスを提供する企業として設立。今ではオンライン決済の経験やノウハウを活かし「Financial Robot Company」へと進化しており、ユーザーが選択できるさまざまな「決済サービス」、SFAと会計システム間の業務を自動化する「請求管理ロボ」という2つのサービスを展開している。 「請求管理ロボ」では請求書発行や集金、振込の突き合わせなど、経理担当者が手作業で行ってきた業務を自動化する。「経理の人がこれまでExcelの上でアナログ的に行ってきたことを、デジタル化して自動化します」と語るのは、株式会社ROBOT PAYMENT 第二営業部 パートナーチーム リーダーの竹部 美佑氏だ。 「請求管理ロボ」はSalesforceのアプリケーション・マーケットプレイス「AppExchange」にも登録されており、Salesforceの顧客情報と連携した利用も可能だ。「AppExchangeでは、請求・集金・消込を自動化することはもちろん、請求の情報がSalesforceの顧客情報や商談情報と紐付いて蓄積され、それに対し分析ツールと組み合わせてSalesforce 上で見える化するなど、さらなる利用の広がりも期待できます」とマーケティング部 部長の塚越 裕太氏は語る。

「名刺情報をSalesforceに紐付ける作業を誰がやるかも決められず,それも課題でした」(竹部氏)

「名刺情報をSalesforceに紐付ける作業を誰がやるかも決められず,それも課題でした」(竹部氏)

名刺データを手間なく取り込んでSalesforceとスムースに連携させたい

ROBOT PAYMENTではWebマーケティングに力を入れており、同社の「決済サービス」はそれをきっかけに多くの問い合わせを受けている。そのためWebからの問い合わせだけでも、十分な営業リードが確保できている。一方新しいサービスの「請求管理ロボ」は、顧客の課題を解決する部分などWebマーケティングだけでは本質をなかなか伝えきれないところもある。そのため営業担当などが直接顧客と会い、何が解決できるかを説明することも大事にしている。 ROBOT PAYMENTでは日々の営業活動効率化のためにSFAとしてSalesforceを、さらにSalesforce一体型のマーケティングオートメーションツール「Pardot」も合わせ活用している。問い合わせがあった顧客情報などは、適宜Salesforceに取り込まれマーケティングや営業活動に活用される。 しかしながら営業担当などが直接会い交換した名刺の情報は、その全てがSalesforceに取り込まれてはいなかった。それゆえにイベントなどで名刺交換をした人から数ヶ月後にWebから問い合わせがあってもすぐにどこでコンタクトした人なのかを把握することができなかったのだ。 こういった状況を解消するために、ROBOT PAYMENTでは2015年に名刺管理サービスを導入する。これで名刺情報のデジタル化は容易となったが、一方でSalesforceとの連携性が悪く、せっかくデジタル化した名刺情報を取り込むのは面倒だった。「名刺情報をSalesforceに紐付ける作業を誰がやるかも決められず、それも課題でした」と竹部氏。また利用者単位のライセンスで、全ての営業担当が使うとかなりコスト高になることも問題だった。結局利用が進まず、半年ほどでこのサービスの使用はやめてしまう。 とはいえイベントなどで交換する名刺も増えており「展示会が終了したあとは、大量の名刺を5人ほどで手分けして1日がかりでSalesforceに登録していました」と、竹部氏は苦労を振り返る。そこでSalesforceと連携しやすい名刺管理ソリューションを再度検討し、選んだのがSmartViscaだった。選択理由は、Salesforceとの親和性の高さ。金額的にはSmartViscaより安価なものもあったが、他はSalesforceとの連携が弱かった。SmartViscaはライセンスも柔軟で、価格はそれまでかかっていた人件費で換算すれば十分にメリットがあると判断されたのだ。 さらに登録される名刺情報の正確性、迅速性も高く評価された。すぐにSalesforceにデータを反映できるので、たとえばイベント参加のお礼メールなどが、Pardotを使い時間を置かずに送ることができるのだ。

名刺登録からPardotでのマーケティング、さらにはSalesforceでのSFAへと連携する

「手作業で名刺の情報を入れていた時は、名前、会社名、メールアドレスなど最低限の項目しか入れないこともありました」と塚越氏。マーケティング活動ではセグメントを定めメール配信をするのが基本。そのため詳細な住所や所属、役職などの情報が登録されていて、顧客を目的に応じフィルタリングできることが重要だ。 SmartViscaなら全ての名刺について、詳細で正確な情報が登録される。これができて始めて、マーケティングや営業活動で正しい顧客情報の扱いが可能になったと竹部氏は語る。ROBOT PAYMENTでは2017年10月からSmartViscaの利用を始め、2ヶ月ほどで約1,000枚の名刺を登録した。その後は竹部氏だけでも月に100枚以上の名刺を登録しており、今後イベントなどが増えればさらに枚数は増えそうだ。 ROBOT PAYMENTではSmartViscaで名刺を取り込み、それがSalesforceの名刺オブジェクトに登録される。そこからリードとしてPardotに渡され、マーケティングアプローチが開始される。Pardotのアプローチで顧客に動きがあれば、Salesforceの取引先責任者に登録し、次のステップで営業アプローチへと発展させる。この一連のプロセスが確立できたことで、営業担当も交換した名刺の取り込みには積極的になった。顧客情報をさらに活用したいのでPardotを教えて欲しいとの声も聴かれるようにもなり、営業担当の顧客情報に対する意識も変わってきているとのことだ。robotpayment ROBOT PAYMENTではどのイベントがきっかけの商談かなども可視化しており、展示会の効果も数値で評価できるようになった。またSmartViscaやPardotなどを連携させた自社のリアルなSalesforce活用事例があることが、Salesforce上のアプリケーションである請求管理ロボットを提案する際にも役立っていると語る。 「名刺情報をマーケティング活動に利用しないのは、かなりもったいないです。名刺をタイムリーに取り込むことで、マーケティングオートメーションと営業活動をきちんと結びつけられるようになります」と竹部氏。名刺交換でリアルに出会いその情報を共有することが、その後のマーケティング、営業活動においては極めて重要だと改めて指摘する。


株式会社ROBOT PAYMENT

本社:東京都渋谷区 神宮前6-19-20第15荒井ビル4F 設立 2000年10月 代表取締役 清久 健也 社員50名 (2018年1月1日現在) https://www.robotpayment.co.jp/

塚越 裕太 氏

マーケティング部
部長
塚越 裕太 氏

竹部 美佑氏

第二営業部
パートナーチーム
リーダー
竹部 美佑氏