ノックアウトファクターとは、ボクシングで使われていた用語が転じてあらゆるところで使われています。営業やマーケティングの場面では、顧客や取引先が「この商材やサービスだけは選ばないと決める要因」のことを意味します。
例えば、消費者が物を購入する際に「このメーカーの製品だけは買わない」と考えたり、企業がサービスを選ぶ際に、「この予算に収まることが最低条件」と決めたりすることです。他の条件がどんなによくても、ノックアウトファクターを満たさなければ購入や成約には至りません。
ノックアウトファクターの反意語に近い言葉が「KBF(Key Buying Factor):購買決定要因」といい、商品やサービスを購入する際の重要な判断基準となるものを意味します。