SI・クラウドサービス事業を提供する同社は、複数の名刺管理サービスを比較検討していた。日頃からSalesforceをビジネスとして提供する同社が、どのような課題を持ち、どのような視点からSmartViscaを選んだのかをクラウドサービス営業本部 本部長である山際氏に伺った。
お客様概要
業種:情報処理・通信・インターネット
主な事業:システム開発、Salesforce導入・活用支援、クラウドサービス提供
中央システムは、Salesforce の導入・開発支援のほかクラウド技術とスマートデバイスを組合せた「スマートワークス」シリーズを提供する企業だ。今回お話を伺った山際氏によると、同社はホスピタリティマインドを大切にし、「IT システムは決して高いものではなく、誰もが使い勝手のいいものであってほしい」という思いをもとに製品開発とサービス提供を行っているという。そのマインドは企業規模にかかわらず多くの取引先に受け入れられている。
名刺管理選定時、同社では1日に4~5件の商談があり、営業担当者は終日外出することが多かったため、出先でも手軽に名刺を取り込んで営業活動記録を残したいという要望があった。そこで、まず名刺がSalesforceにダイレクトに取り込まれ、営業担当者がどこにいても顧客情報や活動記録を確認・社内で共有できるしくみが重要な選定ポイントだったという。
日本全国に拠点があるようなエンタープライズ企業との商談の場合、関東で商談した翌日に関西でも商談が発生することがあるため、こうした社内メンバー間での商談情報の共有が非常に重要になってくる。これまでは営業担当者が商談の合間に多くの名刺を手入力する必要があり、効率化を求める声が挙がっていた。
また、同社はSalesforceの導入・活用支援を事業のひとつとしており、Salesforceの特長や構造を深く理解しているため、名刺管理システムとSalesforceとの連携がどれほど重要なのかを知っている。取り込んだ名刺データからSalesforceの「リード」や「取引先責任者」を作成し、顧客情報や活動状況を管理することで、一連の作業を効率化したいと考えていたのだ。
「実は過去にお客様のSalesforce案件で、とある名刺管理システム導入のご支援をしたことがあるのですが、Salesforceの必須項目を自動で連携することができませんでした。そのため、弊社での名刺管理システム導入では自動連携ができる点や、Salesforceのカスタマイズ環境との相性を鑑みてSmartViscaを選びました」と山際氏は言う。
中央システムでは、名刺管理システム選定において3つの候補から検討を重ねていた。ひとつは豊富な機能を搭載していたものの導入・管理コストともにかさんでしまうことがネックとなっており、もうひとつは価格面でのメリットが大きい一方でSalesforceとの連携面において障壁があったのだ。そうした比較検討の結果、機能とコストのバランスが一番良かったのがSmartViscaだった。
また、山際氏は当時をこのように振り返る。「導入検討時はSalesforceをClassic環境で使用していて、Lightningへの移行期間中だったのですが、そのような環境でもSmartViscaでは柔軟に取り込むことができました。Salesforceとの項目の連携面の相談をさせていただいた時には、技術サポートの方と密にコミュニケーションができ、スムーズなやりとりができたことが大きかったですね」
当たり前のように続けてきた営業活動も、コロナ禍を期に大きく変わってしまった。オンラインでの商談が増え、名刺交換の機会が減少したことにより、営業接点で獲得した顧客情報が枯渇し業績に影響を及ぼすといったことも起きかねない。
そこで、SmartViscaが提供するオンライン名刺交換機能「Online Profile」を活用した新しいコミュニケーション方法を用いれば、紙の名刺交換以上の情報量を獲得し、そのままSalesforceに蓄積することも可能になる。
山際氏は「こうした機能もどんどん強化してもらえると嬉しいですね」と今後のSmartViscaに期待を寄せているという。
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