目次
はじめに
「建設OnePlatform」とは、Salesforceをベースにした、業界特有の選別受注工程の管理、営業部門での案件獲得、設計部門へ設計書の作成依頼、積算部門への見積もりを依頼、着工から竣工までの施工管理など、一連の業務全体を管理することができるソリューションです。 本記事の内容は、前回の記事(第1弾)の続きとなっております。 まだご覧になっていない方は、先に前回の記事をお読みいただくと、今回の内容をよりスムーズに理解していただけると思います。 前回の記事:建設業DXを実現する「建設OnePlatform」のご紹介 今回のアップデート情報としては、ズバリAI機能の追加です! Salesforceの自律型AIエージェント「Agentforce」を使用して、営業活動の中で役立つ機能をいくつか実装しました。 「Agentforce」のご紹介とともに、追加した機能を6つご紹介していきます!Agentforceとは?
Agentforce(エージェントフォース)とは、Salesforceが提供する「自律型AIエージェント」です。
今までのAIは個人の生産性を向上させることを目的とし、自動分類 / 文章の要約 / 返信文の生成などを実施することを得意としていました。
一方、Agentforceは組織の労働力を強化させることを目的とし、AIが一人の従業員かのように計画しアクションを実行することが可能です。
Agentforceの主な特徴は以下です。
- 自律的な推論と実行 →指示された目標に対し、AI自らが計画を立て、データを分析し、業務プロセスを実行・完了させます。
- 24時間365日の稼働 →従業員に代わって顧客対応や社内サポート(ITヘルプデスクなど)を休みなく行い、複雑な問題のみを該当の従業員に引き継ぎます。
- Salesforceとの統合 SalesCloudやServiceCloudなどのCRMデータやワークフロー(Flowなど)とシームレスに連携し、ビジネスの文脈を理解した高度な対応が可能です。
- 高度なセキュリティ 「Einstein Trust Layer」*(1)により、データのマスキングやアクセス制御が担保されており、企業は安全にAIを活用することができます。
追加機能のご紹介
ここからは、「建設OnePlatform」に追加したAgentforceの機能を6つご紹介していきます。1. レコードの要約
Salesforce上のレコードから、「このレコードを要約して」とAgentforceに聞くと、その企業の概要・連絡先・リスク・次のステップを回答してくれます。 回答情報はSalesforce内に登録されているものですが、複数の関連オブジェクトへ画面遷移して探す手間を省き、わずか数秒で全体像をキャッチできる点が大きな魅力です。 要約で回答に必要な項目は、ご要望に合わせて柔軟にカスタマイズが可能です。
2. 案件スコアリング
Salesforce上に登録されている案件情報から、その案件の受注率を上げるための「AI勝率UPアドバイス」や「AIスコアリング」を確認することが可能です。 例えば社内の営業会議にて、この案件はAIスコアリング「顧客関係性」と「競合状況の確認」のスコアが1だから、定期的なフォローアップをしてお客様との信頼関係を築きつつ、提案中の製品について競合他社はいるのかを把握していこうといった、Nextアクションを決めるための指針として使用することが可能です。
3. 社内会議資料の準備
こちらは社外向けではなく、営業定例会や設計レビュー検討会など、社内の打ち合わせで使用することを想定しています。 社内の打ち合わせとして事前に活動登録をしておくことで、「AI会議準備」のタブに資料作成が可能な候補の一覧が表示されます。
この中から、「26/6/8 営業定例会」を選択すると…
アジェンダや目的、案件概要などのドラフト版資料を作成することが可能です。 このタイミングでは、テキストボックスなので適宜内容を修正することも可能です。
内容に問題ないことを確認後、「確定してレポートを作成」ボタンをクリックすると、実際にレポートが完成しファイルとして保存をすることが可能になります。
社内向けとはいえ、資料作成には時間がかかってしまうので、資料作成の工数を大幅に削減できるのは非常に魅力的な機能だと思います。
4. 課題抽出
予算検討会など、打ち合わせ時に作成した議事録内容をもとに、課題を抽出する機能です。
「この検討会の課題を抽出(作成)して」とAgentforceに聞くと、価格や納期などセクションごとに課題を分類して課題レコードを作成してくれます。
5. 受注&失注分析
多くの企業様がSalesforceで案件管理を行っていると思いますが、「なぜ受注または失注に至ったのか?」を分析・深堀り出来ているケースは意外と少ないのではないでしょうか? Salesforce上に活動登録などの詳細を入力しておくことで、Agentforceが分析を実行してくれます。
分析した結果をそのままレコードに保存することが可能です。
6. 企業調査(WEB検索)
企業調査をする際に、1からWEBサイト上で必要なデータを探し出してまとめるのは非常に時間がかかるかと思います。 あらかじめどんな情報が必要かを設定しておくことで、会社概要や事業内容、業界ポジションなどをAgentforceが即座にWEB検索をして内容をまとめてくれます。 また、どのWEBサイトを参考にしたかのソース情報も一緒に提示してくれます。



