機能紹介・Tips 2020/01/28 マーケティング担当 YH

LEXに移行する理由~Salesforceユーザーにとってのメリットは?


LEX(レックス)とは?

皆さまの会社では、もうLEX(レックス)への移行は完了しているでしょうか?
「LEX移行」と聞いてピンとくる方は、長年Salesforceを利用されている企業かと思います。
SalesforceにおけるLEXとは、新しいインターフェース「Lightning Experience」の通称です。数年前にリリースされた新しいUIで、年々LEXに移行している企業や導入当初からLEXを利用しているという企業も増えていると思います。

新しいインターフェースをLEXとよぶのに対し、従来のインターフェースはClassicとよばれています。リリース以前からSalesforceを導入していた企業では、今でもClassicを使い続けているという場合もあるかと思いますが、一方でLEXに移行した方が良いのかと迷っているご担当者様も多いでしょう。

そこで今回の記事では、LEXに移行した企業の声やリリース情報などをもとに、Salesforceを日々運用しているユーザーにとってLEXに移行する理由やメリットについてご紹介したいと思います。

LEXに移行する理由

LEXに移行する理由その① UI(ユーザーインターフェース)の違い

SalesforceのLEXとClassicの大きな違いの一つが、UI(ユーザーインターフェース)です。Classicを使っている方であれば、LEXでは見た目が大きく変わったのは明らかだと思いますが、デザインだけの違いではありません。そもそもLEXでは設計思想が異なります。

Classicのインターフェースは、PCでの作業を想定して考えられた「ページ遷移型UI」というもので、作業を行う際に画面を行き来することになります。それに対しLEXでは、もともとモバイルでの作業をベースとして考えられていたため、「アプリケーション型UI」といわれており、1つの画面で作業が完結できるよう設計されています。

Classicでも、商談や取引先責任者の情報など、複数のオブジェクトのデータを一つの画面内にレイアウトすることができますが、LEXでは、コンポーネント単位で画面を構成することが可能であり、より業務効率を考えてレイアウトを配置できるようになっています。

LEXに移行する理由その② グラフやダッシュボード機能の違い

もう一つの違いは、レポートやダッシュボードの機能です。LEXでは、レポートやグラフの見た目が綺麗で見やすくなっているだけでなく、Classicに比べて機能が強化されています。

Classicにおいてレポートを作成する場合、編集画面で変更を行い、実行ボタンで確認するという流れになりますが、LEXでは、行った編集がその場で反映されます。また、集計や詳細の表示・非表示をボタン一つで切り替えることができたり、サマリーと詳細を一つの画面で確認したりといったことが可能で、レポートを作成するうえで画面の行き来を意識することがないでしょう。一方で、編集作業のみClassicに切り替えることもできるため、完成したグラフはLEXの見た目でありながら、編集はClassicで行うといったことも可能です。

ダッシュボード機能での大きな違いの一つは、各グラフの配置場所や表示サイズを自由にドラッグ&ドロップで変えることができる点です(個人的に最も気に入っております)。また、データソースとグラフデザインのタブ切り替も不要になり、ソース元のレポート名がタイトルとして表示されるなど、今までClassicを使っていた人にとっては特に、いろいろと便利な違いを感じることと思います。

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ダッシュボードの画面:
ドラッグしながら配置場所を変更したり、グリッドに合わせてサイズを変更したりできます

 

なお、LEXのレポートについては、「Salesforceの使い方Tip:レポート機能(Lightning編)」の記事でもとりあげています。

LEXに移行する理由その③ 最新の技術とサービス

Salesforceの特長の一つが、定期的に行われるバージョンアップです。クラウドの良さともいえる点ですが、このバージョンアップに関して、今後はLEXを標準としたアップデートが対象となっています。
また、EinsteinなどAIをはじめとして、新しいサービスや機能拡張もLEXが標準となります。Classicが使えなくなるというわけではありませんが、今後も新しい技術やサービスのメリットを享受するためというのもLEXに移行する理由の一つです。

LEXに移行する理由その④ その他、さまざまな機能

LEXには、上記の他さまざまな新しい機能やUIの変更があります。
その一つが「カンバン(Kanban)」とよばれる表示機能です。カンバンは、ビューの画面上で使う表示方法で、文字通り看板のように内容を並べ替えられる機能です。

キャンペーンのビュー画面:表示方法をプルダウンで切り替えられます

 

もう一つは「パス」とよばれる機能です。パスとは、必要な項目を順を追って入力を進められるガイドのようなものです。わかりやすい例は商談オブジェクトのパスです。
あらかじめ設定しておいたパスに応じて、入力が必要な項目やガイドを表示することができるため、パスを活用することでより入力がしやすくなるでしょう。

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商談の詳細画面:あらかじめ設定したフローにそってパスが表示されます

その他にもいろいろな機能の違いがあり、SalesforceのヘルプページにもLEXに関してさまざまな情報が掲載されています。

Lightning Experience が特別な理由
Lightning Experience と Salesforce Classic の比較

以上、LEXに移行する理由についてご紹介しました。

LEXでは見た目の良さが一番目を引きやすいため、Classicとの違いとして注目されやすいですが、LEXは業務の生産性向上を中心に開発されたものです。Classicを利用している方は、今後LEXを検討する際の参考にしていただければと思います。

なお、カスタムリンクなど、一部の機能はLEXに合わせて作り直しが必要な場合があります。移行の際はまず、Salesforce導入に携わったシステム管理者やコンサルティングパートナーにご相談いただくのが良いでしょう。

LEX移行に関して、以下ユースケースもご参考ください。

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