Salesforceに連携できるツールを探すなら~AppExchangeのアプリのご紹介~営業・マーケ編

技術コラム

マーケティング担当 YH

Salesforceに連携できるツールを探すなら~AppExchangeのアプリのご紹介~営業・マーケ編

マーケティング担当 YH

新しいツールやシステムを導入した場合、使い慣れてくるにつれ「ここをもっとこうしたい」や「こんな機能があれば良いのに」と感じることも多いでしょう。

Salesforceなら、そうした場合でも拡張や機能強化は難しくありません。ちょっとしたカスタマイズや開発、他ツールとの連携など、実現方法はいろいろとあります。なかでも手軽に利用しやすいのがAppExchangeという名前で親しまれているSalesforce専用に用意されたアプリケーションです。専用アプリは「Salesforceパートナー(代理店)の探し方」の記事でもご紹介したAppExchangeのサイトで利用することができ、有償・無償含めてさまざまなジャンルのアプリを探すことができます。

そこで今回はそのなかから顧客データの入力や商談の管理など、特に営業やマーケティングに役立つアプリをいくつかご紹介したいと思います。

Excelで更新したデータをSalesforceへ連携~VyNDEX(ヴァインデックス)

VyNDEX(ウイングアーク1st株式会社)

VyNDEX(ヴァインデックス)
ウイングアーク1st株式会社

出典:https://appexchangejp.salesforce.com/appxListingDetail?listingId=a0N3A00000DqCs2UAF

日ごろSalesforceでデータの更新作業をしている人なら、大量のデータを一括で更新したいと思うことがしばしばあるかと思います。インライン編集による一括更新やデータローダを使う方法もありますが、できれば使い慣れたExcelのようにセルの値をコピー&ペーストで作業ができればと感じるような作業もあるでしょう。VyNDEXはまさにそのようなときに使うツールです。このツールを使えば、Excel上でSalesforceのデータを更新することができます。

使い方はシンプルで、VyNDEXをインストールするとExcel上に専用のメニューが表示されます。

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メニューから「ログイン」ボタンをクリックし、SalesforceのIDでログインした後、「オブジェクトの選択」から必要な項目を選んでExcel上に取り込みます。後は通常のExcelのように必要な変更作業を行い、最後にSalesforceに書き込むという手順です。

マーケティングや営業だけでなく、普段からSalesforceのデータ更新が多い人におすすめのツールです。

名刺から正確な顧客データをSalesforceに連携 ~ SmartVisca (スマートビスカ)

SmartVisca(株式会社サンブリッジ)

SmartVisca(スマートビスカ)
株式会社サンブリッジ

出典:https://appexchangejp.salesforce.com/appxListingDetail?listingId=a0N3000000B5aquEAB

仕事上、名刺交換が多い人の場合、名刺管理は面倒な作業の一つです。フォルダでの管理やExcelへの手入力、市販のモバイルアプリの利用など、名刺管理の方法はいろいろありますが、どれも名刺の数が多いと取り込みだけでなく、後から探すのも難しくなります。名刺を簡単にスマホに取り込み、Salesforceの情報と連携できれば、名刺の管理や検索も大分楽になるでしょう。それを可能にするのが、名刺デジタル化サービス「SmartVisca(スマートビスカ)」です。

SmartViscaでは、スキャナーやスマートフォンのカメラで取り込んだ名刺画像をSalesforceに格納し、リードや取引先情報と紐づけることができます。

SmartViscaをインストールすると、Salesforce上に名刺というタブができ、取り込んだ名刺はそこに表示されます。名刺情報をもとにリードや取引先責任者を新規に作成したり、すでにある情報を上書きしたりすることができます。

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日頃から名刺交換をすることが多い営業担当者や、展示会で大量に名刺をもらうマーケティング担当者にとって特に便利なツールです。リードや取引先責任者の新規作成も楽なうえ、名刺を元データとした表記ゆれのない顧客データが作成されます。また、社内の過去の名刺交換履歴も把握できるようになるなど、さまざまなメリットがあります。

オンラインでも名刺交換も可能に

なお、SmartViscaにはオンライン上で名刺交換ができる拡張機能も新たにリリースされています。
詳しくは、AppExchangeサイトの「Online Profile(有償版)」をご覧ください。

Salesforceの商談や活動状況を地図上に連携 ~ UPWARD

UPWARD (UPWARD株式会社)

UPWARD(アップワード)
UPWARD株式会社

出典:https://appexchangejp.salesforce.com/appxListingDetail?listingId=a0N30000009wvDNEAY

UPWARDはSalesforceのデータを地図情報に連携し、取引先や商談、活動などの進捗を地図上に一目で把握できるツールです。ルートセールスや新規開拓など、1日に多くの企業を訪問する営業担当者や、商業用途の空きスペースを探す業務担当者など、日々エリアベースで仕事を管理している人には特に便利です。

地図上に特定の顧客のみを表示したり、商談の進捗状況に応じて取引先を色分けして表示したりなど、視覚的に状況を把握できるようになるため、「この色を塗り替えよう」といったような、営業担当者のモチベーションアップにもつながるようです。

以上、Salesforceと外部データの連携を考えている際に便利なAppExchangeアプリのなかから、営業やマーケティングに役立つものをいくつかご紹介しました。AppExchangeには、この他にもさまざまなカテゴリのアプリがありますので、Salesforceの連携や拡張など機能強化が必要な場合は、一度覗いてみてはいがかでしょうか。

 

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