Salesforce Summer 2016 Tokyo
Salesforce for Marketing

イベントレポート

マーケティング部長

Salesforce Summer 2016 Tokyo
Salesforce for Marketing

マーケティング部長

Salesforce Summer 2016 Tokyoの2日目はマーケター対象のSalesforce for Marketingと開発者対象のSalesforce for Developersが開催されました。本レポートではマーケター対象のSalesforce for Marketingをご紹介します。

当日の天気はあいにくの雨模様。しかし会場の虎ノ門ヒルズは多くのマーケターの熱気であふれていました。

Marketing Keynoteは米国Salesforce.com, inc. Marketing Cloud CEOのScott McCorkle氏のスピーチで始まりました。McCorkle氏はMarketing Cloudの5つの柱の内、Email StudioとAdvertising Studioに触れOne to Oneのカスタマージャーニーのための施策を効果的に行える新機能と語りました。Marketing Cloudは本年1月にSalesforceとのデータ統合を果たしたことに続き、今後のロードマップとして10月のDreamforceのタイミングでLightning Experienceに対応すると発表しました。

mktgcloudroadmap

Marketing Cloudの新機能概要に触れた後はソニーマーケティング株式会社 代表取締役社長 河野 弘 氏が登壇。ソニーマーケティングのミッションとして“ソニーファンの創造”を掲げ、顧客とつながり続けるカスタマーマーケティングとしてMarketing Cloudの活用事例を紹介されました。

同社ではジャーニーマップ上の各フェーズに遷移するポイントでEmail Studioを活用したメールマーケティングを実践しており、適切な顧客に対してセグメントオファーメールを配信。更に商品の世界観を再体験してもらうリターゲティングメールを配信し、ECサイトやリアルストアに誘導し、リアル店舗に来訪された顧客には来店フォローメールを送付しエンゲージメントを高め、顧客となった後には使いこなし提案のメールを配信するというOne to Oneのカスタマージャーニーの提供を実現しています。これらのコミュニケーションにおいては、平均してメールの開封率60%以上、クリック率20%以上、オプトアウト率0.5%以下という結果を実現しているとの事でした。

河野氏の「お客様の反応に対してのPDCAサイクルを回すため常にA/Bテストを実施し、お客様の熱が高いうちに情報を提供するように務めている」という言葉が印象的でした。

今後はメールだけでのコミュニケーションだけではなくAdvertising Studioも活用し、Facebook広告等も活用したカスタマーマーケティングを展開していくとのことでした。

sony

続いて株式会社セールスフォース・ドットコム常務執行役員ジェネラルマネージャ マーケティングクラウド本部 笹 俊文氏により、MLBやNBAなどの公式グッズ販売を手掛けるFanatic社の事例コンテンツを利用したデモが紹介されました。

Fanatic社は年間27,000通のパーソナライズされたメッセージを40億人に届けるマーケティング施策をわずか5人でMarketing Cloudを活用し実践しています。

Email StudioのデモではMarch Madnessと呼ばれる3月から4月にかけて行われるNCAA男子バスケットボールトーナメントのグッズのプロモーションとして、見込み客のひいきの大学チームのオファーメールを簡単に作成する機能が紹介されました。

emailstudio

続けて米国の投資銀行であるCaptal One社の事例が紹介され、同社のコンテンツによるAdvertising StudioのデモではEmailアドレスの情報を利用し、カスタマージャーニー上で2回配信されたオファーメールを未開封の顧客に対して、次なるアプローチとして広告を配信するデモが披露されました。また既存の顧客の商談が成立した場合には広告の配信をストップする機能も紹介され、これは顧客になったにも関わらずリターゲティング広告に追跡されることを防ぐという意味で非常に有効な機能と感じました。

adstudio

次に株式会社サンリオメディア部ジェネラルマネージャー田口 歩 氏が登壇し、三世代キャラクターとなったハローキティをはじめ、キャラクターごとに顧客とのコミュニケーションを行うためにMarketing Cloudを活用するとし、同社の事例ビデオが紹介されました。

最後に三井住友カード株式会社 ネットビジネス事業部長 佐々木 丈也 氏が登壇し、同社ネットビジネス事業部のミッションとして「Web基盤を活用した会員獲得」と「Webを通じた顧客リテンション強化」をあげ、Marketing Cloudを活用することで企業視点のマスプロモーションから顧客の体験価値を上げてつながりを深めていきたいと語りました。

ブレイクアウトセッションや展示も多くの人で賑わっておりマーケティングプラットフォームとしてのSalesforce Marketing Cloudの存在感に強い印象を持った1日となりました。

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